【静商プライド・人生は挑戦】
第80回卒・土屋公二氏 講演会レポート(組織委員会・石川陽美)
11月15日、静岡商業高等学校オープンスクール(午前の部)にて、第80回卒の 土屋公二氏(「ミュゼ・ドゥ・ショコラ テオブロマ」オーナーパティシエ)による講演会が開催されました。
■ 土屋氏の静商時代から現在に至るまでの挑戦の軌跡
・静商時代は生徒会長や応援団として活躍し、「学校へ行くのが大好きだった」。
・卒業後に上京。病気や交通事故を経験し、静岡に戻ってケーキ店に就職したが「本場で学びたい」とフランス行きを決意し21歳で単身渡仏。
・日本人が自分一人という環境でフランス語学校に通いながら修行を重ねパティシエとして確かな地位を築く。
・帰国後は東京のショコラ専門店勤務を経て、1999年に「テオブロマ」をオープン。現在は都内に3店舗を展開。
土屋氏は、日本とフランスの習慣や価値観の違いに触れながら、
自分の考えをきちんと伝えること
相手の良いところは受け入れること
人生の岐路では“挑戦”を選ぶことの大切さを、経験を交えて語りました。
■ 土屋氏が日々心に留めている言葉
・明るく、楽しく、健康に
・今日できることは今日やる
・前向き・上向き・外向きの思考で
・心の中に「静商プライド」を という温かいエールが贈られました。
また、パリで金賞を受賞した新作チョコレートが参加生徒全員に振る舞われ、会場は大いに盛り上がりました。
■ 質疑応答~終了
「物価高の中で高級チョコレート店を経営していくために、どんな工夫をしているのか?」
といった鋭い質問も生徒から飛び出し、土屋氏が一つひとつ丁寧に答える場面が印象的でした。
講演の締めくくりには、生徒代表よりお礼の言葉があり、続いて土屋氏が困難な時期にいつも思い出していたという応援歌「凱歌をあげて」を、参加した生徒全員が合唱。力強い歌声に包まれ、講演会は終了しました。 
